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クロノ絡みの二次災害

2008年05月27日 22:04

#クロノ絡みの二次災害
「うっ~…ココアが美味し~しゃわせ~」
「シルフィ先生!急患です!」
「ほへっ?」

 麗らかな昼下がり。外来患者を一通り捌き、お気に入りの”羽の生えた黒猫”ロゴ入りのカップに煎れたココアを片手に、ひと時の幸せをかみ締めながら、入院患者のバイタルデータの整理をしていた女性医師。

 実年齢は二十歳だが外見年齢は未だ15,6。腰まで伸びる銀髪を人差し指で弄くりながら、ずずっとココアを飲むその顔はまさに童顔。ライトグリーン瞳をぱちぱちさせながら、書類に目を通していく。

 絵に描いたような中学生だが、これでも成人を迎えた社会人である。その証拠に、精一杯の背伸びをしたかのごとく纏っている黒いタイトスーツのぎこちないことこの上ない。


「Noとコンディションは?」
「第8緊急集中治療室にて、コンディションレッドよりイエローへ移行!詳細は現在データ構築中してます!」

 小型デバイスを片手に事務的な報告を繰り出す看護婦を尻目に、書類に目を通していた体を、自前PC「ぴっぴ」に向け、メインサーバーへアクセス。詳細データと自分への要請内容の確認を行う。

「…はいっ、OK!確認っと…。サラっ!患者のバイタルデータお願いっ!時間が時間だから迅速にねっ!」
「はいっ!」
「それとライブラリ照合忘れずにっ~該当があるのならカルテ取り寄せることになるだろうから、カルテセンターに私の名前で、申請お願…あれ?セキュリティカードの期限確か…うっ…やっぱり切れてる……」

 手にした、セキュリティカードの裏面を覗き込み、記された、有効期限を見て肩を落とす。そういえば先日チーフより、期限切れ真近のメールをもらったような…。

「まっ、いっか!よっとっ…」

勢いを着けて椅子から立ち上がり、壁に掛けてある白衣を手に取り羽織る。胸元に付けられたネームプレートには『中央医療センター 第3エリア主任 シルフィ・プライマリィー』と記されている。

「んっ…さてっ」

ふと、視線を自分のデスク向け、右奥の本棚の上に立てかけてある写真立てを覗き込む。そこに自分と共に写真に収められている少年に向かって、軽く敬礼をしながら、声は出さずに“行ってきます”と呟く。

「よしっ…」

 そして、右へ90度方向転換し、腰まで届く鮮やかな銀色の髪と純白の白衣を靡かせながら、出入りドアに向かい歩き出す。

「行くよっ!」
「「「はいっ!」」」

 数人の看護婦を引き連れ、急患の待つ緊急集中治療室目指すシルフィ。

「先生っ。バイタルデータダウンロード終了しました。」

 暫くして、一人の看護婦のデバイスに急患の詳細情報がダウンロードされた。
 数年前より正式に導入された、医療専用デバイス「メディカル」。看護婦、医師一人一つ至急され、過去のカルテ、患者のライブラリ検索など、様々な機能が実装されている優れものだ。他にも、カメラ機能やデータ共有サーバーのへ接続など医療に関係ないところにまで力が入っている。

「報告します。本日1124 管理局訓練施設において、レベルA結界の崩壊を起こす魔力放出により、訓練施設が半壊。訓練中だった者の内、一名が負傷者として運ばれてきました。」

 シルフィの小隊では、緊急患者の場合、待機部屋と緊急集中治療室との間の通路で、シルフィの片腕と称される看護婦より報告を受けることになっている。

「メインサーバーへアクセス。ライブラリ照合の結果………」
「…?」

 突如沈黙した看護婦に振り向き、どうしたの?と視線を送る。すると彼女は…。

「ふふっ…うふふっ♪あっ…ごめんなさい…。」

 突如デバイスを持った看護婦は、謝罪の言葉を述べながらも、右手を頬にあて「あらあら、まぁまぁ」と頬を赤らめながら瞳を輝かせていた。

「…………………………………………………」
 とても嫌な予感がした。

訓練施設の崩壊
レベルAの結界を崩壊させる程の魔力威力
負傷者…………一名

脳裏にあるビジョンが浮かぶ・・・。

 いや、杞憂だ。いくらトラブル大好きの彼女が「これぞ私の生きがい」のごとく笑みをこぼし続けていたとしても杞憂である。…そう…信じたい。

「…………サラ?」
シルフィーは恐る恐る尋ねた。

「96シリーズ更新ですね…。」
と嬉しそうに呟き、回覧していたデバイスを待機モードでシルフィに差し出してきた。

「………あぁぁ…」

 差し出されたデバイスを受け取り、画面を見たときに最初に出た言葉がそれだった…。
そこには、先ほど自分が敬礼を捧げた男性の名があった。

  ※※※※ パーソナルネーム クロノ・ハラオウン  ※※※※ 

「やっぱり…ふぅっ…また、一騒ぎ在りそうだね…。」
「と言うか、センター内ではもう恒例行事扱いですからね~私は楽しみですけど♪」
「……………………………」

 その通りである。彼が関わって計画通り治療が終わったためしが無い。この数年間で一度もだ。入院時などは、五割以上の確立で、入院当時よりも怪我や症状が悪化している。お見舞いとして、この医療センターを訪れてもその日の内に何故か彼自身が、入院患者になる時だってあった。

彼の周りの、主に三人の少女+aによって…。

「それにほら♪カウンターが…」
「‘0100’………なんだか、ここまで来ると、祝っていいのかどうか疑わしくなってくるねぇ…だって確か前の96回記念から三ヶ月たってないよ…。」
「そこはほら、流石クロノ君っていうか、神様の悪戯というか?」
「その理屈だと、神様にまでからかわれていることになるよね。」

 一人の看護婦との雑談の間にふと回りが騒がしくなってきた。
 後ろを見ると、シルフィがつれていた看護婦が、クロノの名を聞くや否や、先程のシリアス顔は何処へのごとく、きゃあきゃあ黄色い声を上げている。

”はーい、私、食事係り取ったぁ!”
”ちょっ…ずるーい!”
”そういえば前の入院で忘れて行ったクロノ君のパンツどうしたっけ?…”
”あぁ、あれでしたら、フェイトちゃん、とはやてちゃんが半分っこって持って帰りましたよ~”
“今度写真撮ろうよ、写真っ!絶対管理局のオペレーターとかに売れるって!”
“や、やめなよ~確か似たようなことして、管理局の男の子が悪魔の餌食になったとかって聴いたよ~”
“なにそれ?”
“さぁ?”

 先行するシルフィの耳に確かに聞こえる背後からの頭痛の種。
 ここは、小隊の長として、厳重注意が必要だろう。決して、医師の立場から食事係などの雑務が出来ないからではない。いや、出来ない訳ではないのだが、それをやるとほぼ確実にからかわれる。それはもう台風直撃の激流のごとく。それは避けたい。

 故に秘かに夢見ていた“はぁ~い、あ~ん”が出来ないこの状況に対して彼女達に嫉妬しているのでは断じてない。念のため…。

「はいはい静かに、仕事中だよ~患者さんのプライベート話もいいけど遣るべき事は…」

「やりましょう」と続けたかったのだが、彼女の右腕であるサラ・リストミラは、シルフィの声を遮ってとんでもない爆弾を投下した。

「とか言いつつも、この前シルフィ先生もクロノ君に夜勤付き合って貰ったって、凄いご機嫌でしたよねぇ?」
「なっ!ななななっ、サ、サラ!」
「真夜中の病院、二人きりの病室でいったい何がっ!?しかも、クロノ君朝帰り~♪」
「「「きゃあ~~♪」」」

 ちなみに、クロノは、この朝帰りが原因で、家に到着するやいなや、義理の妹の満面の笑顔と、ザンバーフォームのバルディッシュに迎えられ、直ぐに医療センターへ帰ってくることになるのだが、それはまた別のお話。

「ひ、ひぇ?」
「シルフィ先生~顔真っ赤ぁ~可愛い~♪」
「実はシルフィ先生が一番の障害なんじゃないの?」

 場が本日一番の盛り上がりを見せる。抵抗も空しくシルフィは看護婦という名の荒波にさらわれ、飲まれてしまった。

「ちょ、成人を真近の女性に向かってかわい…ちょ…やめて!頭を撫でないでぇ!に、にゃああ!?」
 
シルフィ・プライマリィー。
 
 類まれな記憶能力の高さと、膨大な知識量、何より医療センスの高さを認められた彼女は飛び級を繰り返し15歳という若さで管理局専属医師の称号を手に入れた天才医師である。
 管理局のお抱えの医師といえば、学会において通常の医療施設の院長などより、発言力があり、エリート街道まっしぐらである。

 しかし、そんな彼女にも悩みはある。
 成人を真近に控え、私も大人の仲間入りだから宜しく!と公言していた彼女だが、周りの対応は冷たかった。

 十代半から身長も伸び悩み、平均よりもやや、いやかなり低い彼女故に、同僚の看護婦には頭を撫でられ、高齢の入院患者からは、飴を与えられ、小児科の子供達からは抱きつかれ、白衣を引っ張り回された挙句、スカート捲りと言う文化的悪戯を受けるという日々を送っている。
 
 そんな彼女だからこそ、数々の伝説も生まれるのも、もはや必然である。

それは、ある日の夜勤当番が回ってきた夜。
もう一人いた医師に留守を頼み、コンビニに買い物に出たシルフィは、さも当たり前のように、管理局の警備員に補導された。

「いや、あの、ですから、わたしあそこの医師で…」
「だがら!学生じゃないんです!って言うに事欠いて中学生ですとぉ!?ちゃんと卒業したんです!確かに卒業式の時、名前飛ばされて大泣きしましたけど、それでも校長先生”頑張ったね。”って言ってくれたんです!」
「飴なんていらないから私の話を信じてください!」
「うあぁぁ~ん!クロノ~」
「何をやってるんだ、君は…。」

 必死の弁解も空しく結局、新米の管理局警備員に信じて貰えなかったシルフィは遂に泣き出し、偶然通りかかったクロノに助けられた。この”初めてのお使い~補導はクロノ味~事件”は、まだ皆の記憶に新しい。

「にゃぁ~!にゃにゃにゃ!!や、やめっ…」

 そんな生活は、やはり彼女の精神的面に暗い影を落とした。
 同僚、患者に愛されていると言われれば聞こえはいいが、そんな自分にコンプレックスを持ち、シルフィは悩み多き日々を送っていたのである。

 だがそんな、彼女の生活に小さな変化が訪れた。それがクロノだった。
 
 ある日、過剰放出魔法の直撃を受け、電撃に神経組織の殆どをやられ、右腕はやや石化という前代未聞の症状と三人の少女を引っ下げ、この医療センターに運ばれてきたのがクロノである。

 看護婦から報告を受けた時は、何の冗談だ?と思わせられたが、集中治療室で眠る彼の症状は報告と寸分の違いもないことにも驚いた。シルフィと目が合うと、気まずそうに乾いた笑みを浮かべる、報告上では加害者となる三人の少女達にも驚かされたが…。

 それからも、何の因果か、幾度となく運ばれてくるクロノの担当となり、当たり前のことだが話す機会も増えた。

「クロノ・ハラオウンさんですね。今までは臨時でしたけど、これから正式に貴方の担当となりましたシルフィ・プライマリィーです。宜しくお願いします。」
「えっ、あっ、はい。こちらこそ。」
「ちょっと待ってくださいね~。うーん…。」
「あの?何か?」
「私、担当になった患者さんに、必ずしていることが…う~ん…………よし!」
「?」

 シルフィは、自分がよく実年齢より若く見られることが多々あり、いや、若く見られたことしかなく、その影響なのか、コミニケーションの一環として、あえて担当になった患者のカルテ年齢欄を見ずに年齢を言い当てるようにしているのだ。

「14歳!」
「今年で17歳です!」

 今までの、年齢当ての、成功をその年齢の前後差一つとするならば、成功率は七割と中々の好成績を残しているが、クロノの事を、かなり若く言い当ててしまい、“あれ?いつもされてることを、私がしてる!?”とかなり深く落ち込み、立ち直らせるのにクロノは、約1時間を要した。

「あ、あの~本当に気にしてませんから…大丈夫ですから…」
「ぼんどでずがぁ?ぼ、ぼこっだっじじまぜんが?じびっで…いじべばぜんが」
※略:(本当ですか?怒ったりしませんか?チビって…いじりませんか?)

「しませんよ。年上の女性への紳士的な態度は、心得てます。神に誓って、そんなことしませんよ。」
「えっ?…ぐすっ…。」
「?」
「うわあぁぁああああああ~ん!」
「えぇ!なんで!?なんで、また泣き出すの!?」

 余談ではあるが、この時、人生で初めて他人に年上に見られ、歓喜余って泣き出したことが、更なる混乱を招くことになるのだが、それもまた別の話。何でも、色んなフラグが立つとか立たないとか…。更に余談であるが、クロノがシルフィの年を知っていたのは、人事課に有給の消化についてと問い詰められたときに、彼女の資料を偶然目にしたからであった。

 それはそうと、初めての出会いから、お互いを認識するまで約二ヶ月。これが、唯の患者から、年齢的には下ではあるが、何でも相談できる兄的存在となるクロノとの歯車が回り始めた瞬間であった。

「ねぇ…クロノ…」
「んっ?」

 数ヶ月後には、互いの呼び名称も変わり、シルフィは呼び捨てで「クロノ」と。クロノは愛称で「フィー」と呼んだ。

「どうした?フィーそんな端っこで…」

 突然、クロノの病室に姿を現した彼女は、素早い動きで部屋の隅へその体を滑り込ませしゃがみこむ。そしてうわべ使いでクロノを見つめていた。

「約束してください…」
「何を…?」
「絶対に怒らないでください…お願いします。」
「…はっ?」
「怒らないでくださいね?」
「…」
「怒らないでくださいね?」
「な、なにをした…?」
「怒らないでくださいね!?」
「何をしたんだ君はっ!?」

 問いただすクロノに観念したのか、ゆっくりと後ろに回していた手を前に出す。
 彼女は、一本の杖を持っていた。今までは、彼女の体で隠れていたが、それはまさしくクロノの愛杖の一つであるデュランダルである。待機モードで、引き出しにしまっていた筈の、デュランダルはなぜか既に起動中である。
 しかし、本当の問題はそんなことではない。問題は…

「何を…したんだ?」

 恐怖より声が震えていた。
 見た目はなんともないが、先ほどの言動より自分の愛杖になにかあったのは明白である。

「えへへっ…」

 彼女はただ、乾いた声を上げるだけで、質問の返答は帰ってこない。再び問いただそうとしたその時だった。

(Boss…)

「デュランダル?どうした?なにがあったんだ?デュ…」

(Bosssssssaaaahahahahahahahaahahahahahah!!!!!!!!!!beeeeee!!!errorerrorerrorerrorerrorerrorerror!!!!aaaaaaaahahahahahahaha………Boss?………aaaaaaaaaaaaahahahaha!!
)
「…………………………………………………」
「壊れ…ちゃった……………………えへっ♪」

またある時は

「あの…さ…ちょっと聞きたいんだけど…」
「ん?なんだ改まって…」
「クロノって………」
「ああ…」
「ロリコンなの…?」
「…………………さぁ、一仕事だ、デュランダル…」
「にゃああぁ!?い、いきなりデュラン君持ち出すのはいけないと思うなわたし!違うの誤解なの!ただ聴いてみたかっただけなの!だっ、だって、いつもお見舞いに来る人の半数が中学生以下だしそれに、はやてちゃんと交換した写真でいつも向いてる視線なのはちゃんとかフェイトちゃんだし!兎に角もうカキ氷の刑は嫌ぁあ!」

また、ある時は…

「そんな全身全霊を欠けて逃げることないじゃない!?ま、待ってよ~!病院は走っちゃ駄目ってリンディさんに習わなかったのぉ!?」
「あぁ、習わなかったさ!教えて貰ったのは、糖分は僕の敵だと言う事っ!それと、所詮僕は弄られキャラでしかないってことだっ!」
「はぁ、はぁ…そんな……自虐的にならないでも……」

 真夜中の医療センター廊下で今まさにクロノとシルフィー爆走劇が繰り広げられている。
 逃げるクロノ、追うシルフィー。事の発端は、急患として運ばれてきたクロノが目を覚まし、定時検診を受けた際の、看護婦の一言でだった。

「おはようクロノさん。えぇっと……今日は、ヴィータちゃんですってね~先週はなのはちゃんで、その前がリインちゃん!もぉお、クロノさんったら人気者なんですか……。」
「ストッーーープッ!」
「……………………………………」

 うふふっと微笑みながら語りかける看護婦。その台詞を後ろで聞いていたシルフィーは顔を青ざめながら、慌てて看護婦に後ろから飛び掛りその口を両手で塞ぐ。

『クリティカル過ぎるよ!最近只でさえ変な噂で精神限界に来てるのに!』
『噂?あぁ…エイミィ先輩が流してるロリコン説のこと?』
『えっ!?噂の出所ってエイミィさんだったの!?…っていうか冷静に考えてみるとそこ以外在り得ない様な…』

「うっ………………………」
「「うっ?」」

「うああぁぁあああぁああああーー!」
「ク、クロノ!ほらぁー!クロノ泣きながら飛び出して行っちゃったじゃない!?ま、待ってよクロノっ!?」
「あぁああはははっ!最高!クロノ君すんごく面白いっ!おっ…そうだ!カメラカメラ~きゃっ~!?コレクション追加~自らの運命に涙するクロノ君…んん~いいわよいいわよ~エイミィ先輩に送ってあげなきゃ!」

 そうして走り出したクロノは止まらない。錯乱状態に入るクロノを必死で追うシルフィだが、残念ながら精神科は専門外である。解決方法の糸口がまるで見つからない。

「ああそうさ、健気にフォークを使い、口いっぱいにショートケーキを満面の笑みで頬張ってるリインを可愛いと想ったさ!!」

そして、遂にさらけ出された真実の姿。

「隠れたドジっ娘属性を持ったなのはの失敗した時、ちょっと舌をぺろっとだして恥ずかしそうに『えへっ…』と微笑む姿にドキっとして公園の噴水に飛び込んださ!!」

「あ、あの、クロノ…さん?」

「恥ずかしそうに俯きながらも、頑張って顔を上げたフェイトに、潤んだ瞳を向けられながら『あのね、あのね…ありがとう…。お兄ちゃん…。』とか言われた日には、
部屋にあった家具全てを薙倒し、自室のベットで転がってたさ!!」

「…………………………」

「何時もからかわれてばかりのはやてだが、頭を撫でてやると、ふわふわの笑顔を浮かべて『えへへ…あ、あんな…。もっと…して?』とか呟かれた日には、一つの図書館を崩壊寸前にしたさ!!」

「なんだか…追いかけるの嫌になってきた…。」
「ぬああぁー!嫌だあぁあ!全力全開とか言わないでーー!!」
「……………………………………」

 その後、一通り暴れまわったクロノだが、緊急招集された高町母によって捕縛。何故か病室ではなく高町家へと連行され、次の日の朝には、喫茶『翠屋』にてウェイターをやっていた。

「フィー、一つ君に尋ねたいんだが…」
「……………」
「何故僕は此処でウェイターをしてるんだ?」
「知らないっ!」

そんなやり取りが数年続き今がある。

「にゅ~~~脱出っ!」

 はぁはぁと荒い息を立てて窮地を脱出するシルフィ。スラリと流れるような銀髪も今はぼさぼさで見る影も無い。

「髪ぼさぼさ…。ううぅ…もぉ!みんな!騒ぐのはお仕事の後だよ!それに、程々にしないと…。」

 顔を真っ赤にして講義するシルフィの言葉に、看護婦が静まり返る。決して、シルフィの威厳による事態ではなく、看護婦達が、シルフィの次に続く言葉がを予想しての静寂であった。
彼女達があえて考えようにしなかった物、現実逃避に走らざろう得なかった存在。
 
 そうなのである。程々にしなければ…あの二人が…。あのリトルデビル達が…。

「…また、フェイトちゃんの電撃地獄だよ…。はやてちゃんの二の舞だよ!」

 搾り出すように呟くシルフィ。
 場が途端に重くなる。看護婦の一人が両手で自分の体抱きしめ痙攣したように震えだした。

 そういえば、フェイトの最初の餌食になったのは彼女だ。

「ねぇねぇ、フェイトちゃん。フェイトちゃんってさ、なんだかピ○チュウみたいだね~。」
「…………………っ」
「ぷっ…っ…くくっ…」
「はやて…我慢しないでいいよ…」
「あぁはははっ!うまい!うまいで看護婦さん!あははははっ…ツボッ!…笑い…くくっ…とまらへんっ………………ぷっ……!」

 無謀には彼女は、フェイトに向けて、某所で絶大な人気を誇る電気ネズミの様だと暴露した。彼女の発言は、彼女自身からすれば褒め言葉に位置するところなのだが、フェイトにとってはそうではなかったらしい。次の瞬間、こめかみをひくひくさせ、彼女といまだ笑い続けるはやてを空病室に引きずり込んだ。しかし、僅か数分で出てきた。

「すいません…お待たせしました。」

 フェイトだけが…。
 後ろに薔薇の幻想をちらつかせるほどの笑顔で…。

「どうしたんですか?皆さん?」

 その時の、フェイトの笑顔を見た看護婦達は口を揃えてこう言う…。
 “笑ってない!顔は笑ってるのに、瞳が全く笑ってない!!”次の日、渡り廊下ですれ違った彼女は、それはそれは黒くこんがりと焼けていた。
 ちなみにその時、はやてがどうなったかは、誰も知らない。

「はぁやぁあてぇえー!!」
「ぶふっ!?」

 ただ後日、遠く離れた管理対象外世界の湖にぷかぷか浮かぶはやてが、ヴィータに発見、保護された。その際、行方不明となった数日間に渡る切実の思いを、ヴィータより抱擁(体当たり)という形で受け取ったはやては、数週間をこの医療センターで過ごすことになる。

「あっ、あかんヴィータ、ちゃうねん…どちらかといえば私はつっこみのはずやねん…これじゃ…まるで…私が…ボケ…」
「うわあぁああん~はーやーてぇー!」
「のぉぅうううううっ………!!」
「おっ、お大事に……………………」
その時の、助けを求めるようなはやての瞳は今でも忘れない。

更にシルフィは続ける。うなり声を出す看護婦達を、畳み掛ける。

「…また、はやてちゃんに…轢かれるよ…また…石化なんてされたら…」

 そう、あれは酷かった。何故、パラリンピックで彼女の名前が挙がらないのか不思議な程の車椅子捌き。この間の、慣性ドリフトは、実に見事であった。

 既に、闇の書の呪縛から解き放たれ、少量の魔力を両足に流すだけで、夢の二足歩行を実現できる所にまで回復したはやてだが、たまに気まぐれで車椅子に乗って登場する。そんな日は、センター内に戦慄が走る。

 事は、約数年前に遡る。
 ある日、偶然。そう、本当に偶然、一人の看護婦が過労で入院したクロノを押し倒してしまった時があった。センターに備え付けられている鉢植えに足を掛け、目の前にいたクロノごと廊下へ倒れこんでしまったのだ。急いで起き上がり、しきりに、謝罪する看護婦にクロノは、頬を真っ赤に染めながら大丈夫だと微笑み返した。

「す、すみません~!わ、私ドジで…あの…その…」
「あっ、お気になさらず…幸い怪我はなかたったので…。周りの皆さんにも大した被害はでていない様ですし…いいっ!?」

 その時だった。クロノが見渡した視界の隅で真っ黒なオーラを目撃したのは…。
 彼女の車椅子が牙を剥いたのは…。

「は、はやて…さん…?」
「…………………………」

 リトルデビルが降臨なさったのだ…。

「わーあ、きゅうにくるまいすがぼうそうを~」

 と台詞を発し、クロノに車椅子ごと突進を試みるはやて。
 「あはは~ごめんな~みんなごめんな~せいぎょふのうや~」と棒読みで叫びながら、クロノの前方ぎりぎりを駆け抜ける。このドライバーフォームはやては、クロノの足の指だけを正確に、車椅子のタイヤで器用に轢いて行くという神業を軽くこなす。

 「うぅっ!」と蹲り、うめき声を上げるクロノを尻目に、彼女の暴走はそれだけでは、終わらなかった。

 はやての瞳が、怪しく光り輝いている。例えのならば、母リンディが、始めてなのはの実家経営の翠屋に来店したときの輝きに酷似したものがあると見上げたクロノは分析した。

「きゃあっ!?」
「ちょっと!?あぶな…!」
「ほいほい~下手に動くと逆にあぶないで~動かんといてや~♪ほい~ほいっと~ぬおおぉりゃあ~慣性ドリフトォ~!」

キュキュキュキュウゥウウーー!!

 広いフロアを縦横無人に駆け回け、そのフロアには、痛々しいブレーキ跡を残す暴走車椅子。だが、決して人には衝突することはない。その日、はやては、何がしたいのか、そこにいた全ての看護婦の目の前…寸前を、何かを呟きながらドリフトで通り過ぎて行った。その時の、はやて車椅子と看護婦の距離は1cmとなかったと、後日、白い顔の看護婦は語った。

 他にも、“空色の何かがいた”とか“一瞬はやての瞳の色が変わっていた”等のコメントも上げられた。

 彼女の暴走を止めたのは、轢かれた指を擦るクロノでも偶然居合わせたはいいがどうリアクションをとっていいか分からないシルフィでもなく、過度の操作付加に耐えられなくなった車椅子そのものだった。

 煙をあげ、フロア内の椰子の木に激突。結果、椰子の木をへし折り、その車椅子人生に自ら終止符を打った。勿論はやては、即座に両足に魔力を通し、脱出に成功している。

 クロノはそんな車椅子を見つめ…。
 「よくやった…自らを犠牲にしてもまでも主の暴走を止めるその男らしさ…男だよ…あんた真の男だよ…」との呟きは近くにいたシルフィにしか聞こえなかっただろう。

「あややっ、また壊れてもうた…。またグレアムおじさんにおねだりせななぁ…。………んっ?この際やから、バズーカとか浮遊機能とか付けられへんのかな?」

なにやら暴走娘が、更なる暴走を始めている。

「うん!そうやよね?改造ってありやよね!むぅ…あかんなぁ~今まで常識に捕われ過ぎてたわな…。私としたことが、心の贅肉や…。」

 なにやら、静かに反省をするはやて。
 その時の、はやての呟きに、看護婦全員の背筋に嫌なものが走ったという。

「おしっ!早速帰って設計の案練らな!んんとっ…」

 自らの思考に自己完結し、突如立ち上がり背伸びをしながら回りを見渡すはやて。
 その視点が丁度クロノのところで止まる。

「おっ、いたいた…お~い、クロノ君~うち、ちょっとやること出来たから、今日はもう、おいとまするわ~!看護婦さんにデレデレするのも程々にね~♪」
「だ、誰がだ!」
「にゃははぁ~まぁ、皆さんに忠告はしたし、今日はホンマにもう帰るわ。帰るで~リイン♪」
「とーさま~♪また来ますです~♪」
「えっ!リイン!?」

 手をぶんぶんと振り、その健康的な両足で、たたたっと嵐のごとくその場を去っていくはやて。それを目撃した、いったい何人の人物が「車椅子意味ねぇ~」と思ったことか。

 勿論のことだが、壊れた車椅子、折れた椰子の木の処理は、入院中と言うこともあり、青チェックのパジャマクロノが自主的に行った。

“瞳の奥の秘密~吸い込まれそうな~笑顔の裏の真実に~♪”

と生気を失った瞳で、良く解らない歌を歌いながら、後始末を終了させたクロノは、疲れきった顔で病室に帰っていった。そんなクロノを、シルフィは気の毒そうにずっと見つめていた。

「きゃあぁあああああ!」
「!?」

 そして、ここで始めて、先程のはやての、奇怪な行動と「忠告」の意味が浮き彫りになる事態に発展する。最初に悲鳴が上げた看護婦は、先程、一番初めに、はやての寸前ドリフトを受けた看護婦だった。そこから芋ずる式に悲鳴が上がる。

「きゃっ!」「何これぇ!」「わ、私にも…!?」
「なに!?どうしたの!?」
「シルフィ先生…あの…これ…」
「……………………………………」

言葉を失った。
恐怖から来るものであろうか?差し出された看護婦の手は細やかにプルプルと震えていた。しかし、今の問題はそこではない。問題なのは、差し出された手に載せられているナースキャップだった。

「は、端っこが…い、いいっ、石に…」

 看護婦の言葉通りナースキャップの中央が石化していた。周りを見回すと、その場にいた全ての看護婦のナースキャップが石化していた。この事実には、センター全土が震撼した。過ちとは言え、クロノを押し倒しただけでこの始末。更に…。

「先生!?わ、私のキャップになんか文字がぁ…!」
「えっ?」

 差し出されたキャップを見る。確かに、石化された部分が文字となって浮き上がっているように見える。

「カタカナの“ナ“?」
「私も!」「こっちも…!?」

 その時、フロアに存在し、その暴走を生で目撃した看護婦は、約20名いた。そのうち、全員のナースキャップが所どころ石化されていたが、先ほどの様に、石が文字を模ったのは、僅かに五名であった。
全員で、その五つのキャップを囲み、その意味する所を考え出す。何かのメッセージであろうかと?

揃った文字は、「ヲ」「ナ」「ダ」「テ」「ス」の五つ。
なんなのだろう?と首を捻る一同。

(「ダ」「テ」「ス」「ナ」「ヲ」…伊達素直?なにかピンと来ない…。)
(「ス」「ナ」「ヲ」「ダ」「テ」…砂を伊達?意味不明だ…。)

「あっ…」

 一同の最前列に座り込み、じぃっと五つのキャップを眺めていたシルフィは、閃いた。閃いてしまった。

「シルフィ先生!解ったんですか!?」
「た、たぶん…」

 冷や汗を浮かべながら、床に置かれるナースキャップの並び位置を変える。シルフィは正直に思った。解らなければよかったと。解らなければ、今日と言う残りの時間を平和に過ごせたのかもしれない。きっとこの言葉は、今日一日中、下手をしたら明日になってもシルフィの頭にリフレインして苦しめるのだろうと直感でそう思った。

シルフィの手が止まった。並べ終わったのである。覗き込む看護婦達。
その言葉を見て、この日一番の悪寒が彼女達を襲った。

「テ」「ヲ」「ダ」「ス」「ナ」…手を出すな…。

「「「……………………………………」」」
「………………………………あははっ」
笑うしかなかった。

 その後、クロノより、はやての得意とする石化呪文「ミストルティン」の存在を知ることになるのだが、彼女達にとっては、そのような事実より、自分達の身の危険のほうが衝撃的な事実であった。

「……ははっ………」
「う、うふふふっ…」
「「「あはははっはははははははぁぁっ………!」」」

 シルフィの半ばやけになった笑いに釣られて、恐怖でその場を一歩たりと動けなかった看護婦達も笑い出す。彼女達はその日、初めて知った。嬉しくなくても、楽しくなくてもこみ上げてくる笑いがあることを。

 それはそれはシュールな絵図だったのだろう。フロアにいる看護婦全員が青い顔を引きつらせて乾いた笑い声を上げているのだ。

「なにごとじゃぁ~!……ひ、ひぃ~!」

 その光景に、腰を抜かした院長より、何事だと呼び出しを受けたのだって納得できる。結局その後、彼女達は、その事件を「風の悪戯」と称し、封印することでその場を沈めた。

その後、はやてがこの医療センターに近づくと…

ぴんぽんぱんぽ~ん
「…ユーノ・スクライアさん~精神科3番医療室までお進み…「放送の途中ですが、緊急業務連絡です。只今入りました情報によりますと、センター内部に、ハリケーンが近づいています。繰り返します。ハリケーンが近づいています。二等衛生兵以下はシェルターにて待機。コードネーム「フェアリー」(←シルフィ)以下、主任衛生兵は第23ナースステーションにて緊急対策会議を開きます。残る各員は、第一種戦闘配備にて持ち場にて待機。諸君の検討を祈る。以上です。」……3番医療室までお進みくださ~い」
「あの…なんでお鍋なんて被ってるんですか?」

 緊急の業務連絡が流れるのは彼女達だけの秘密である。実際に、何の関係も無い、男性医師はなにこれ?と仕切りに首を捻っていた。

「……………………………………………………」

 辛い過去が頭と胸が、いっぱいに膨らむ。
 正直、思い出したくも無い…。普段人畜無害な眩しい笑顔浮かべる彼女達も、一つスイッチが入ってしまえばリトルデビルと化す。
今改めて考えると、あのデビル達の降臨を許したこの医療センターが何故一度の崩壊を迎えていないのだろうか?割と本気で不思議である。

「ふむっ…」

 ふと、困り顔で涙を流す一人の、茶毛少女の姿が脳裏を横切る。
 結局、結論としては、最後の良心である“なのは”の紛争の賜物と言うことでシルフィは納得した。

高町なのは穣。中学生。

 某所では、彼女のことを“管理局の白い悪魔”と呼ぶそうだが、少なくともこのセンターでは、その片鱗は見せてない様にシルフィは思う。
何時でも、暴走する二人のストッパーとして、クロノを庇っている。それに、クロノと頬を朱に染めて談笑する姿など、実に初々しいではないか。ふと、シルフィがこのセンター内で聴いた印象に残る、なのはの台詞とその表情が脳裏に浮かぶ…。

「やめなよ~二人とも~!クロノ君が…!クロノ君が壊れちゃうからぁ~!あぁ首がありえない方向に…!?」
「お願いだから~いつも、何故か私まで始末書書かされるんだからぁ~!」
「わ、私だって…!私だってクロノ君のこと、好きだもん!大好きだもん!誰にも、誰にもこの温もりを渡したくないっ!だから…私の邪魔をするもの全てを…吹き飛ばす!」

(………あれっ?)

「いいよ…。悪魔でも…。クロノ君は…クロノ君は、私が守るんだからぁ!その為なら…この世界の一つや二つ!…えっ?何?クロノ君?………はっ!そうだよね…!流石に世界壊しちゃ駄目だよね…はははっ…冗談だよ冗談っ!」
「いいんだね…全力全開でも…知らないよ?どうなっちゃっても私、知らないからね…。ふふっ…あぁああはははっー!!」
「なっ!むっ、胸は関係ないでしょ!?べ、別に良いんだもん!私の胸、大きくなくても、柔らかくて、気持ちいいってクロノ君言ってくれたもん!………あっ!?…あの…えと…だからそれは…うっ……ん?あれ?はやてちゃん?はやてちゃ………あぁああっ!クロノ君逃げてぇ~!?ちょっ、フェイトちゃん離してぇ!」

(…いや、よく考えると片鱗、大いに出されていたのでは…?彼女が一番のトラブルメーカーなのでは?)

そう結論を悔い改めはしたが、先の二人よりは幾分か人間が出来ているということで此処は納得しておこう…。シルフィは自分に言い聞かせるように完結させた。

「「「……………………………………………………」」」

 静まり返る看護婦達…。先程の女子高生ばりのテンションは何処へ行ってしまったのだろうか?効果音を後ろにつけるのならば“どよ~ん”と付けられそうな雰囲気である。
 やはり、あの管理局爆裂三人娘の及ぼす影響は凄いものがあるようだ。しかし、何はともあれ、脱出には成功し、場は重くなったが、仕事も続きが出来そうだ。

「さて、静かになった所で、サラ、メディカルカルテデータお願いしたいのだけれど…。」
「あ、はいっ、どれですか?」
「えぇっと…全身への魔力ダメージ…非殺傷設定多重大型砲撃魔法を受けて……なのはちゃんね…。」
「確か二週間前はフェイトちゃんでしたよね?過剰電撃で黒焦げ♪ふふっ」

その台詞に、先日、偶然管理局通路であった時の彼の顔を思い出す。

「ク、クロノ?」
「フィー…僕は…そろそろ…死ぬかもしれない…ははっ…あはははははっ…」
「だ、駄目だよクロノ!そっちは駄目!戻ってきてぇ~!」

 利き手で顔を隠し、頭を通路の壁に擦り付け、静かに、そして泣くように笑うクロノの背中にはものすごい哀愁が漂っていた。

「笑っちゃ駄目よ。彼、気にしてるんだから…。また逃亡劇を引き起こすつもり?」
「だってぇ~彼程からかいがいのある男の子そうはいないですよ~なにより可愛いし」

 彼は、今年で確か19?20だったか?
 そんな、彼も可愛いと言われれば喜ぶのであろうか?シルフィは指示を看護婦達に指示を出しながら、そんなことを考えていた。

「もう…No.96-Nano-18と73と…あと90番台全部持ってきて。あと前の経過を診たいから、No.96-Fete-99もお願い。」
「は~い♪」
「はい!それじゃ今度こそ!行くよ!みんな!」
「「「はいっ!」」」

 彼女達は、一つの部屋を目指し歩き出す。黒き提督の待つ緊急集中治療室へ。
 一人の天才女性医師も、実は、久々に会えるクロノに胸を期待に膨らませていたことは秘密である。
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