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フリード列伝 【平穏な日々?】

2008年05月27日 22:14

#フリード列伝 【平穏な日々?】
「ふふ~ん♪G・N・P~♪頑張れば~♪何個プリンを~♪」

宿舎廊下をタオルを被りながら鼻歌交じりに歩く。
それにしても、今日は実に平和だった。

緊急出動命令も無ければ、朝昼晩の訓練も滞りなく終了し、後は部屋に戻って訓練レポートを作成してベットにもぐるだけ。何も無い日常…なんて素晴らしいんだろう…最近は色々…そうね…在りえない日常が続いたから余計そう感じるわ…

ブランデーが少し入ったスパゲティーを食したスバルが、酔っ払い、『OK!OK!カァートリッジイィロードォ!!』と叫び、食堂でディバインバスターをぶっ放し、見事食堂を半壊させたり…

エリオが、何処からともなく取り出した黒いサングラスを掛け、『速さが足りない!?スローリィ!?この僕が、スローリィ!?速さだけが取柄って公言しちゃったのに!?』とか意味不明なことを叫びながら走り回ったり…

キャロが、私のニーソックスに自らの竜を押し込めた物(武器?)で、『馬鹿っ!エリオ君の馬鹿ぁ!!』と自らのパートナーを殴り続け、挙句の果てには、何処からともなく謎の核ミサイル発射型ボタンを召喚→『ぽちっとな』のコンボを決め、クラナガン中央に巨大な金タライを投下したり…

キャロの竜を自負するフリードが、体全体にゆで卵を巻きつけ、その状態で電子レンジに五分ほど加熱され、破裂した卵まみれになり、結果…何故か食堂のおばちゃんに、食材と間違われ、沸騰されたお湯に叩き込まれたまま、数時間煮込まれたり…

ピンクの魔王に吹き飛ばされたり、翠の保険医にセクハラされたり、赤い鬼に、ハンマーで星にされたり、どこぞの将に顔面グーで殴られたり…

「はぁ…………」

ふと溜息が零れる…改め再認識した…やはり凡人(普通)なのは私だけだ…。
…折角広いお風呂を貸切で使用し、ぽかぽかの良い気分であったのに、最近続いたトラブルを思い返していたら気持ちが沈んできた……駄目駄目!こんな事で沈んでちゃ!まぁ今日はなんのトラブルにも遭遇しなかったんだしよしと…

「逃亡『E』!エリオ!!」
「逃亡『S』!スバル!!」
「えっと…!逃亡『C』!キャロ!!」
「「「我等!三人揃って…!逃亡戦隊!『エスケープ(ESC)』!!」」」
「やめてぇっ!お願い!今日ぐらいは、何事もなかったという幸福感を抱いたまま寝かせてぇ!!」
「説明しよう!我等『逃亡戦隊エスケープ』とは、何かをやらかした度に他者をけり落としてでも協力逃亡を図る美しい部隊である!」
「うわ!馬鹿竜まで出てきた!?」
「なにせ逃亡戦隊指令官だからな!!よしっ!隊員達よ!早速活動の時だ!」
「「「サーイエッサ!!」」」
「本日22:00!何者かによってライトニング部隊長の日記が改変されるという事件が発生した!何でも、日記の中の『クロノ』という単語が全て『いけない艦長さん』に置換され、一文の頭には『OH!NO!』と、一文の語尾には、『こいつ馬鹿だ!?』と付け加えられたらしい!…なんと恐ろしい…例えば、『クロノは、私のお兄ちゃんだから…』と何気ない萌を感じる文面ですら、『OH!NO!いけない艦長さんは、私のお兄ちゃんだから…こいつ馬鹿だ!?』という、訳の分らない内容になってしまう!!」

顔から血の気が失せるのを確かに感じた。今まさに自分の顔は青ざめているのだろう…。視線を右に少しずらすと、同じく青ざめた同僚達の姿が確認できた。
『魔王の嫁に、なんて恐ろしい事を…』『凄い勇者がいたものだ…』っと…。

「ちなみに、今日日付の日記の場所に、『新人フォワード参上!!隊長!子供のする事であります!寛大な心でお許しください!それでも怒りがお静まりにならない場合は、何時でも来やがれで御座います!相手になってやるで御座います!』と丁寧な書置きも残してきたから安心しろ!!」
「「「「……………なっ!?」」」」
「……………………」
「お前の仕業かぁ!?このボケ竜!!」
「そんな事言ってる場合か?えぇ?フォワードリーダー?」
「はっ!?」

その言葉の真意が分った…。そう…回りを見回す…誰もいない…。在りえない…約五行前は確かに居たのに!?

「流石は、我誇る、逃亡部隊!見事な逃亡だった!詳細を語るならば…スバルは…うむっ…どうやったかは正直分らぬが、音を立てずにカートリッジロードしたリボルヴァーナックルで天井を突き破り星になった…。エリオは、これまたどうやったかは分らぬが、ストラーダを赤いスポーツカーに変え、それに乗り込み『逃亡ですよ逃亡!僕はね!旅が好きなんですよ!何処までも地の果てでも!今回で二回目ですよ二回目!最初はそりゃあぁ凄かった!こん棒振り回すピンクの相棒から逃げて逃げて逃げたさ!って、なにさこん棒って!王様が魔王倒してこいって渡す伝統的アイテムですよ!?ぶっちゃけスターズの魔王倒すのにこん棒なんて役不足ですけどね!!…』と叫びを上げ、廊下を走り抜けて行った…どうやってこの狭い廊下を車で爆走できたのだろう…?謎だ…。そして…最後に我主だが…謎のボタンとだけ語っておこう…。」
「なっ…なっ…なぁっ!!」
「そんでもって…あっち~♪」

そういってフリードが右翼を私の背後に向かって突き出す…。嫌だ…見たくない…どうせこの後の展開なんて一つしかないじゃないか…。ほら…なんか視界の端で電気がバチバチ言ってるしい…。

「ねぇ…ボケ竜…」
「指令と呼べぇ!指令と!!」
「…ねぇ…ボケ指令?一つ疑問なんだけど…その逃亡部隊とやらの指令であらせられる貴方様は逃げないでいいのでしょうか?」
「……………………………」
「……………………………」
「し、しまったぁ!!」
「まぁ…今回は付き合って貰うわよ…大丈夫…私もう慣れたもの…鬼に吹き飛ばされるのも…魔王に吹き飛ばされるのも…あっそうそう!最近は魔力攻撃だけじゃなくて直接顔をグーで殴られたのよ!」
「し、しっかりしろティアナ!精神崩壊が始まってるぞ!戻ってこい!人はそれを現実逃避と…」

私達の談話はそこで区切られた。あの叫びによって…。

『さんだぁあぁあああーーれいじぃいいいいーーーー!!!』
「「ぎゃああぁぁぁああああああああ!!!」」

教訓…ここに居る間は、平穏な日常を送ろうなんて、夢を抱くのは止めようと思います。
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