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グラシア・ブラザーズ・ライフ♪ #9.5

2008年07月10日 22:15

次回10話の【ティス過去暴露話】の繋ぎです…。にしても…なんか昔に比べて、文面が単調だなぁ…orz まぁ間話に当たる短いお話ですが、よかったらどぞ~♪

これより前の話を読みたい方は←のカテゴリから選ぶか、→に特設プラグインが用意してあるので其方からどうぞ♪

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#9.5

どうやら仰向けで倒れていると推定される、僕の目に最初に入ったのは、それはもう「私、めっさ不機嫌です」と言わんばかりの空模様と…薄い水色の壁に覆われた少女たちの泣き顔だった…。ダンダンと壁を叩くような音と共に聞こえてくる嗚咽…叫び…懇願…。…まいったな…スタート地点の逆戻りか…

「あはっ…ははははっ…」

良くもまぁ、一度意識が飛んで、また戻ってこれたものだと、おかしさと妙な爽快感からか胸の奥から笑いが込上げて来る。

(頭部裂傷に全身打撲、左腕に関しては…損傷というよりこれ喪失って感じだなぁ)

右側頭部から流れる血は今だ止まらないし、先程の攻防で左腕を肘から先、全部持ってかれてしまった…。今は魔力で傷口を纏い止血だけはしているが…所詮付け焼刃…多少増し程度の効果しか得られない…。正直、腕からちょこっとだけ伸びている細く白い物がなんなのかとか考えたくも、ましてや見たくもない…。

「やめてぇ!!いいから!もう、いいからぁ!!」
「なぁ…っ、皆…今っ…だから…言うけどさ…君達のお陰で…此処数年…本当に…楽しかっ…たぁ…」

髪と首を大降りに振り、大口を上げて泣き叫ぶ金髪の少女…。僕の自慢の妹だ…。
本当に短い間だったけど…君の兄でいられて幸せだったよ…

「何時もみたいに何とかしてよぉ!!やだよぉ…やぁだあぁぁ!!!」
「…海に行ったり…訓練室破壊したり…追い掛け回されたり…星を見たり…学校に忍び込んだり…この数年…一生分、笑って…怒って…泣いて…ありが…とう…色のなかった僕の生に…うっ…色んな…色を…くれ…てぇ…」

もう君の頭を撫でてやる事も出来ないな…この腕じゃ…。
正直に言うとな…君を撫でるとき何時も【子供だ】なんて誤魔化してたけど…内心…ちょっとどきどきしてたんだぞ?

「…ぅぁぁ……」
「…守るから…君達だけは…絶対…守るから…だから…」

そんな顔するな…君のせいじゃない…自分を責めるな…自分を避けすむな…
いつまでも真っ直ぐな君でいてくれ…僕の命令を問答無用で無視したあの時みたいな強い瞳をこれからもずっと持ち続けてくれ…そんな君が…好きだから…

さて……まず…立てるか…な?
立てるか?…仮にここで【立てない】と選択したらどうなる?
それ即ち、僕を含み、後ろで泣き叫ぶ少年少女の死が確定。
―そんなこと―絶対――させない―!

「…立たない訳には…いかないよなああぁっ!!ぬぁああっ!!」

上半身が無理やり起き上がらせる。
なにやら体全体から、ミチミチと、嫌な音が耳に届いたが全力で無視する。
左腕はもう使い物にならない。というか痛みすら感じない…神経系統は間違いなく全ていかれたであろう…。
…かといってユーノの術式が施されている右腕を使うわけにもいかない…。コレは最後の希望…故に、腹筋だけを使って体を起こす。

「…くっ…ぶはっ…!?」

何とか上半身を起こすことに成功はしたが、そこで生まれて初めての吐血を体験する。どうやら遂に、内臓も限界を超えたらしい…。

(…立て、…立て、…立て、…立て、…立て立て立て立てっ!!)

体全身から汗が噴出しているのを感じる…。実際に噴出しているのは血液なのだが、今の状態の僕にはさほど違いはない。とにかく今は【体を起こし、立ち上がる】その一点に集中する。…そして、不恰好ながらも何とか、右腕を庇いつつ立ち上がる事に成功する。

「くあぁぁぁああっ!!…はぁ…くっ…やれる…やれるさ…」

自分に言い聞かせるように、呟く…。眼前の敵の瞳が鋭く、僕を突き刺す…。
先ほどの僕の、プレゼントが余程頭にきたらしい

「…っ!?」

…そうする内に、脳が、50を超える魔力反応の感知と警告を告げる。
…数にして先刻の倍近く…そして、それはコチラにとっても勝機の瞬間…僕に残された時間から省みるに…恐らく最後にの勝機!

(さて、僕の記念すべき初の「命令違反」だ…残る命も後僅か…なら、楽しませてもらおうか?黒竜!!)

心が清々しい…。幼少の頃から、今日までの人生において判らなかった感情…父さんの気持ちが…漠然と…何となくでは在るが…理解できたと思う…。ねぇ、父さん…母さん…僕にも守りたい人が、出来ました…。

「ぅぅううううあぁぁあああああああああああぁぁ!!!」

走った…ただひたすらに敵だけを見据えて走った…。

【命令違反】とうい単語から、瞬時に、ある少女の蛮勇を思い出す…。駄目だと言っているのに、いとも簡単に…しかも堂々と宣言までした、馬鹿魔力少女の主張。

「クロノ・ハラオウン!命令を無視して、勝手な行動を取ります!!」

さぁ行こう。恐れる事は何もない…自分の意志を…貫き通せ!!
そして僕は…光になった…。



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